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共通テストで必ず勝ちたい「高1〜2年生」へ

当塾の今年の共通テスト受験者は読解の平均点が85点 (全国平均51点)、リスニングが81.5点(全国平均 67点)でした。特に読解は去年より平均点が下がり「難化」したとメディアや大手予備校が騒ぐなかで、当塾では34点平均点が上回っていたのは、もちろん塾生の頑張りの成果です。

では塾側はどうサポートしたのかをここでお伝えしておきます。

 

<全体像>

この「冬~春」の時期に共通テスト対策を始めました。それぞれの設問ごとに「何がどう問われるのか」をじっくり分析しました。その後「夏休みには85%突破」するために、そこまでの具体的なロードマップを示しました。

<解法>

世間の「共通テスト対策本」にあるような「小手先の解法」は無視するよう伝えました。

1)「設問を必ず先読みする」とか「時系列に沿って解きながら読み進める」とか書いてあるのがほとんどですが、本当にこれで高得点が取れると思っているのだろうか? むしろ100%時間は足りなくなります(昨年よりも単語数は400語増加)。「今年の大問5」では「3人の人間が過去の出来事を回想しながら話が進んでいく」ために時系列はバラバラです。よって「対策本通り」のやり方をした人は壊滅的にやられたことでしょう。問題作成者はそのような安易な人物を振るいにかけたわけです。もちろん王道は「全文を読んで次に設問」です。

2) よく最初の「導入部の文 (記事に入る前の説明文) は時間削減のために読まなくていい」などど書いてあるが、とんでもない。例えば大問6の問3、問4の部分で問われている空所(42)(43) は「My original examples to help the audience (スピーチの聞き手の理解を助けるための私自身が考えた例) のあとにあります。この the audience が「私のスピーチの聞き手」と解釈するためには導入部に書いてある「Your English teacher has assigned this article to you. You need to prepare notes to give a short talk. (英語の先生があなたにこの記事を用意してくれました。あなたは短いスピーチをするためにメモの用意が求められています。) を読んでおく必要があります。もしそうしていないならば「どこか記事の中に聴衆がいるのか」と混乱してしまう可能性があります。これも出題側は対策本に依存した人物をふるいにかけようとしているのでしょう。難易度が高いと言われている問題ほど「神は細部に宿って」います。これは入試問題に限ったことではありません、日常すべてにおいて言えることですが。。。

3) 「配点が高い大問 5,6 を先にやろう」と書いてあるものもあるようです。とても非合理的です。大問1~ 大問 6 に向けて徐々に英文量が増え難易度が上がって行くように構成されています。スポーツでいうならば「ウオーミングアップから始めて徐々に体を温めて試合に入っていく」のと同じです。あの天才とされる大谷選手ですら、伝説となったWBC決勝戦での「9回裏のピッチャーでの登板」前にはブルペンに入って投げ込んでから登場したではありませんか。

 

もちろん、このようなやり方だと「時間が足りない」などという人もいるでしょう。はっきり言いましょう。「単に、読解力不足・準備不足」それだけのことです。

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